ND活動報告(大自然塾)

学習塾 英進館の企画で、食育をテーマに全5回開催される大自然塾in那珂川町の第二回を担当させていただきました。今回の参加者は小学1年生〜3年生の40名+引率の先生8名。午前中は那珂川町のブランド卵の「金太郎卵」を生産している現場を見学し、昼食はグリーンピアなかがわのキャンプ村で飯盒炊飯を体験してきたこども達と午後はネイチャーダイブをしました。

最初の導入は動物あてクイズとして「ノーズ」から。練習としてゾウから始めて様子をみましたが、予想以上に興味をもって聞いてくれました。つぎはキツネでしたが、実際に見たことがないのかなかなかわからない様子。そして、そのキツネのエサとなるウサギと続けました。

バスの中で先生やガイドさんから「グリーンピアで鬼ごっこするよ!」と聞かされていたようで、早く鬼ごっこがしたいと待ちきれなくなったようです。本当はリスもやりたかったのですが、こども達がザワツキ出したのでパスしてつぎのアクティビティへ。

「次は、キツネとウサギの生死をかけた戦い!自然界の動物になって鬼ごっこします!(瞬間冷凍動物)」と伝えると凄い歓声がわきました。キツネになりたい子3人にバンダナを巻き、残りの37人は全員ウサギ役です。生きるためにウサギはエサを3つ集めなければなりません。しかし、そのエサは危険なキツネの巣のそばに置いてあります。キツネも生きるために、ウサギを3匹捕まえなければなりません。ダックコールを合図に開始!40人が走り乱れる戦いは見ごたえがありました!

今回は小出しにルールを変更していきました。大人のキツネを投入したり、キツネの数を増やしたり。あまりにもキツネが強いので「自然界ではどうやって敵から身を守っているのだろう?」と質問すると、「動かない!」「隠れる!」などなど色んな答えが返ってきます。そして小さな男の子がぼそっと「死んだふり・・・」とつぶやいたのを聞き逃さず採用(笑) 目をつぶって止まると食べられないというルールを追加して遊びました。

疲れ知らずのこども達もさすがに何度も走り回ると疲れてきて泣き言を言い出します。「せんせ〜、大人のキツネはずるい!」とか「足が痛くて走れんようになった」とか「靴が脱げたのに捕まえに来た!」とか。最後にこどもたちを集めて「自然界の動物たちはね、足が痛いとか靴が脱げたとか言っていたら、すぐ食べられちゃうんだよ?」と伝えると、真剣な目で私の話を聞き始めました。

キツネがウサギを食べるのは生きるため。食べるということは相手の命を奪うこと。ご飯を食べる時の「いただきます」は、「おいのちいただきます」ということと伝えて、テーマの食育に話を戻してネイチャーダイブを締めくくりました。

2017.09.10 大自然塾 in 那珂川町

グリーンピアなかがわスキップ広場
総勢40人のこども達と大人と「キツネVSウサギ」

#シェアリングネイチャー #プロジェクトワイルド

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